土曜日, 2月 24, 2007

1970年代の台湾の歌姫 - シャーリー・シャウ 蕭孋珠

「潮路」 日本コロムビア(株) AA-52(1974年6月)日本デビュー盤

「さよなら初恋」日本コロムビア(株) AA-94(1974年12月)

  中国民族音楽の好きな父の影響で、彼女も幼いころから音楽に親しむ。また歌も得意だった。学生時代の夏休みに歌林レコードの歌のコンテストに応募し、優勝したことにより、歌手の道を歩むことになる。ちょうどそのころ、日本のレコード会社が台湾で新人を発掘していた。彼女と李金鈴の二人が目にとまり、日本で歌手デビューすることになった。蕭孋珠のデビュー曲「潮路」は、残念ながらそれほど陽の目を見なかったが、その年に、台湾で出したセルフカバー曲「真情」が大ヒットとなった。彼女の顔立ちはやや赤くて、丸いので、レコード会社は彼女を「蕃茄姑娘(トマト娘)」として売り出した。日本では、努力のかいもむなしく、1年で撤退することになったが、台湾では、1970年代、1980年代に「一簾幽夢」、「就從今夜起」、「踩在夕陽裡」、「迎著風的女孩」など、 30枚のアルバムをリリースする人気歌手となった。しかし1990年10月、彼女は12年間交際していた男性とシンガポールで結婚。現地に定住し、芸能界を完全に引退した。

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